仕事を与えられない
50代のTさんは、仕事を与えられないというパワハラを受けており、社内ニート状態です。 Tさんは、部内最年長にも関わらず、平社員です。だいたい新卒3年目と同じ職階です。
そんなTさんの1日をご紹介します。
9:00〜 定時ジャストに出社。
社内(部内)一斉送信のメールを1時間かけて読む
10:00〜 トイレ休憩
10:15〜 エクセルを開いて謎のデータ入力&削除の繰り返し
11:00〜 トイレ休憩
11:15〜 部内共有サーバのファイルを開いて精読(怪訝な顔)
12:00〜 社外に行方をくらます
【午後】
13:00〜 専門書で調べ物のふりを開始
14:00〜 謎の資料を大量に印刷する
15:00〜 謎の資料を持って他部署へいくふりをして、トイレにこもる
16:00〜 エクセルを開いて謎のデータ入力&削除の繰り返し
17:30〜 終業時刻だが、ぴったりに帰るのはきまずいので残業開始
18:00 定時から30分遅れで無言で退社
こんな日々をかれこれ5年以上続けています。
ちなみに、Tさんの席にだけ固定電話がありません。 基本的には、全員の席に固定電話があり、一人一つの内線番号が割り振られているのですが、Tさんだけないのです。 Tさんには誰からも電話がかかってこないため、無くても困らないのですが、これもパワハラでしょう。
というのも、すぐ近くの席にいる人でも、半年に一度しかTさんの声を聞くことはありません。 「無視されている」というよりは、「特に用事がないから話さない」という表現が正しいでしょう。
その他、Tさんの行動
Tさんは、常にPCモニタか謎の資料を見ています。 それらに極端に顔を近づけているのですが、これは、周囲と壁をつくるための行動だと思われます。 そのため、部署に配属されてきた新人の顔なども知らないようです。
トイレにいくときは常に真下を見ながら歩きます。 ちなみに、昼休みに会社の近くで目撃されたTさんは、アスファルトの地面を見つめながらも、迫りくる自動車や歩行者を巧みにかわしながら歩いていたのでした。
Tさんの心理
Tさんはプライドが高く、仕事を与えられていない社内ニートだという事実を知られたくないのでしょう(バレバレですが)。 定年退職まで残りわずかですから、嫌でも続けるつもりなのだと思います。 家族のためにパワハラに絶えているのかもしれません。
仕事を与えないのは無言のパワハラ
仕事を与えないことで精神的に追いやり、自主退職にもっていくのが会社側の策略です。 大企業の場合、退職の強要などなかなかできないのです。
世の中には、若い社員でも仕事を与えられていない人はいると思います。 社内にパワハラ相談所などがあればよいのですが、状況が改善されたという話はあまり聞きません。 他部署へ異動になるか、雑用レベルの仕事を与えられるようになるパターンが多いようです。
このようなパワハラを受けている場合、最低限の給料をもらいつつ、転職活動に励むのが良いのではないでしょうか。
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