就業規則が厳しい


就業規則が厳しい

ガチガチに固められた就業規則に嫌気が差して、もう会社を辞めてしまいたいと思う人がいます。

就業規則というのは、会社によってそれぞれ全く違います。私が勤めていIT企業は、パソコンのON/OFFの時間に関してこそ厳しいものの、それ以外はわりと緩いほうでした。とはいえ、あくまで他の会社との比較して緩いというだけであり、私にとってはそれでもうざったいものでした。

月の残業時間の制約

残業時間は労働基準法などで規定されており、法令遵守をしている会社はこれを守ります。私が勤めていた会社は月の残業時間には厳しく、残業時間に関する独自のルールも決められており、絶対に一定時間を越えないように指導されていました。そう聞くと、社員思いの素晴らしい会社のように思えるかもしれませんが、実際はそうでもないのです。

残業が証拠として記録に残るのはパソコンをOFFにした時刻までであり、それ以後は残業をしても、残業としてはカウントされないのです。つまり、サービス残業です。これはあくまで社員が個人個人で勝手にやっていることであり、決して上司に強制されているわけではありませんでした。むしろ上司は「さっさと帰れ」と言っていたくらいです。

ではなぜ、社員たちは自らサービス残業をするのかというと、仕事が終わらないからです。残業は禁止されているからといって、仕事を残して帰れば、お客さんに迷惑をかけてしまいます。ですから、やるしかないんです。 「残業するのは本人の能力が低いから」、「上司のマネジメント能力に問題がある」といった意見はもっともですが、実際には想定外のトラブルなどで残業せざるをえない場面はあるのです。それにもかかわらず、残業すれば会社から怒られるのです。

結局、そういったことの皺寄せが、「社員が自らの意思で証拠を残さないようにしてサービス残業をする」という形で処理されているのです。

建前:服装自由、現実:スーツ

私が勤めていた会社は服装は自由でした。いや、就業規則にそう書いてありました。しかし、現実には男性でスーツ以外を着ている人はいませんでしたし、新人時代にはスーツを着用するように指導されていました。私はこういう矛盾が大嫌いです。それなら「スーツ着用」と公式に書けばいいのにと思います。

お昼休憩後、1分でも遅刻すれば怒られる。

これは大手運送会社に勤務していた友人から聞いた話です。彼の会社では、お昼休みは12-13時と定められており、デスクに戻ってくるのが1分でも遅れると怒られるそうです。 12時半から休みをとったとしても、必ず13時ジャストには戻らなければいけません。時間を守ることはあたりまえですが、そんな窮屈な会社では絶対に働きたくないです。


ガチガチに固められた会社が嫌な人はぜひ起業して自分の好きな会社を作ってしまいましょう。そこまでせずとも、ベンチャー企業だとわりと緩いところが多いのでオススメです。ただし、成果に関しては厳しいでしょうが。

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