うつ病患者の思考回路
私がうつ病と診断されたときにどんな思考回路だったかを解説します。あくまで、いち患者の事例です。
死ぬ気になれば何でも出来るという虚言
何でも出来る・・・といいますが、何もしたくないです。 例えば、パワハラやいじめを受けている人の場合、加害者に復讐すればいいじゃないか!と言う人がいると思います。 それで、気分が晴れるのでしょうか? 晴れたとしても、今度はこちらが加害者になり、逮捕され刑務所へ・・・って、それじゃあ不幸街道まっしぐらですよね。
死ぬ気になったときに出来ることは死ぬことでしょう。
どんな人生選択をしても幸せが見えない
うつ病の人は思考力が低下するといいますが、それでも人生について考えます。
もっと努力して現状を打破する
⇒何をどう努力していいかわからない。努力しても報われる勝機が見えない。
とりあえず休職する
⇒復職の恐怖。キャリアに穴が開いてしまう。ダメな人間として見られてしまう。
転職して職場環境を変える
⇒転職しても、自分のようなダメ人間は、結局同じようにダメなままだ。そもそも、もう誰も雇ってくれないだろう。
起業する
⇒そんな能力は自分にはない。失敗して借金取りに追われる日々を想像する。
生きている意味がわからない
何をすれば幸せを感じられるのかがわからない。 楽しかった過去の記憶を掘り返してみても、本当に楽しかったのか疑問に感じる。 ただし、死の恐怖はある。
つまりは、究極のネガティブ思考なんです。
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