自分で考えろ、勝手なことをするな
仕事でわからないことや自分で判断してはいけないと思ったときに、「これはどうすれば良いですか?」と上司の指示を仰ぐことがあるでしょう。
すると、上司から「自分で考えろ、自分で判断しろ」という返答が返ってきます。 会社員であれば新人時代に必ず経験しているはずです。
ですから、次からは、自分で考えて判断すればいいわけです。 キツい言い方に落ち込むかもしれませんが、それは別問題としておいておきます。
実際に、その経験をいかして、次からは自分で考えて判断するようになります。 すると起こるのが、「勝手な判断をするな、なぜ勝手なことをする?」という上司からの説教です。
「あぁ・・・そうか、こういうことは上司の判断を仰ぐべきなんだな」と思えれば、無問題です。 「自分で考えろ!」「自分で判断するな!」を繰り返していけば、いつかその境界線がわかるようになるのですから。 上司に怒られながら、少しずつ成長していくわけです。
ただし、それは上司にとっての境界線が、ある程度定まっている場合の話に限ります。 多くの部下たちが悩んでいるのは、その境界線がブレブレな上司がいるからです。
部下を困惑させる上司
そもそもダメな上司というのは、部下に対してどこまでを自己判断で仕事をさせるのかということを考えていません。
トラブルが起きれば、「自分で判断するな!」といった具合に怒鳴り散らします。 そして、上司にとって当たり前だと思うことを聞かれると、「自分で判断しろ!」と怒鳴るのです。
責任逃れをするために、あえて部下の裁量度をあいまいにする上司もいます。 だって、そうしておけば、トラブルがおきたときは部下のせいにできますからね。
部下の裁量度を意識して、積極的に伝えるべき
私が実践している部下の指導方法を紹介するので、 世の中のダメ上司の人たちに参考にしてもらいたいです。 (しかし、ダメ上司は自分がダメという自覚がない(=病識がない)ので無駄ですね。)
具体例を交えながら、部下が判断して良いレベルを伝えておく
事あるごとに、「この程度は自分で判断して良い」「こういうことは聞きにきて」と伝えます。 気をつけるべきことは、その内容に一貫性を持たせることです。 日によって言うことが違ってはいけません。
「いちいち聞くな!」と言いたいときでも、怒鳴らない
一度でも怒鳴ってしまうと、その後、「聞きに来てほしいこと」であっても、聞きに来なくなってしまう可能性があります。 部下からすれば「こんなこと聞いたら怒られるよな・・・」と思うようになり、コミュニケーションにすれ違いが生じ始めます。 そして、それはいずれ大きなトラブルにつながるでしょう。
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