起業家と会社員


会社員を貶す起業家、起業家を貶す会社員

TwitterをはじめとするSNSサイトでしばしば目にするのが、起業家と会社員の貶し合いです。

起業家の主張:

  • 会社員は自力で食っていけないから雇ってもらうしかない
  • 会社員は低い収入でこき使われる
  • 会社員は満員電車ごくろうさま
  • ×会社員 ○社畜

会社員の主張:

  • 借金背負うリスクもないし気楽
  • 毎月一定額が振り込まれるから安心
  • わざわざリスク背負って起業する必要がない
  • 同僚と愚痴りながら飲むビールがうまい、孤独な起業家がかわいそう
  • 起業家って、稼げなくなったらどうするの?

印象的な主張をとりあげてみました。 起業するのも会社勤めするのも、どちらも個人の自由だし、世の中にとってはどちらも必要です。 起業しても社員がいなかったら、たった一人でできることなんて限られてしまいます。 逆に、会社員の立場からすれば、起業家がいるから会社があり、雇ってもらえるのです。 お互いは常に表裏一体なのにもかかわらず、貶し合うのは、それぞれコンプレックスを抱えているからです。

起業家からすれば、安定した暮らしをしている会社員がうらやましかったり、会社員からすれば、自由きままに働く起業家がうらやましかったりするんです。 そういった感情を、相手を貶すという形で表現してしまっている人たちなのです。 なんだかちょっと残念ですね。

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